生まれ落ちた空で…
生まれ落ちた空で…
管理人の徒然なるままに投下してます。
※次回キリ番→2000※
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あけましておめでとう!
な、感じでお正月アビス。書いてるのは去年なのよさ!
※現代パラあしゅるく
季節は冬。しかし今年の冬は日差しも暖かく、雪がめったに降らないこの地域は過ごしやすい。
幼なじみのアイツは「雪ふれ!つもれ!!」と、天に両腕を広げ叫んでいたのを親戚も巻き込んだ家族絡みのクリスマスパーティーで聞いていた。寒いだけだろうに、何時までたっても脳内ガキは遊ぶことと食べることに夢中だ。
ガキからの付き合いの俺が言うんだから間違いない。けれど、ガキのように全身で笑ったり泣いたり怒ったりとくるくる変わるアイツは嫌いじゃなかった。変わらないでいて欲しいと思う反面、もう少し周りを見て落ち着いて欲しいという思いもある。
0勝108敗。流石に鈍感過ぎやしないかと思うぞルーク。現在17にして、それこそガキの頃からこの想いが定まった時から数知れず(108回だな)アタック…告白してきたものの、親の出現に流れ、言えた!と思ったら露天や何かに目を輝かせ聞いてなかったり、果てに伝えても「俺も好きだよ」と満面の笑みは嬉しいが「アッシュってお兄ちゃんみたいだよな」頼りにしてる。と、そう言う意味じゃねぇぇ!!と内で叫んだ。
そんなこんなで今年も終わり、新年を迎えた。カウントダウンに付き合わされていたものだから、初詣に向かう足取りは重かった。
「アッシュ~あけおめ~ことよろ!」
「略すなっ!屑!」
新年早々気の抜けた挨拶に一層足取りが重くなった。
「いいじゃん!アッシュのケチ!ほら~アッシュも」
「あけましておめでとう」
「うん!」
「…」
「……あれ?ことよろは?」
首を傾げ、何時までたっても言ってこない俺に痺れを切らし、長いマフラーを引っ張ってきた。
「お前に世話になることは無い。逆だろうがいつも」
「そっかぁーそう言えば世話かけんのは…って、アッシュ!ひでぇ!」
「事実だ」
ギャーギャー喚くルークをあしらいつつ、神社にたどり着き人混みに沿いやっと賽銭箱の前までやって来た。
ちゃりんと賽銭箱に小銭を投げる。ちらりと、隣のルークを伺えると手を合わせ何かを念じているようだ。それを確認し、毎年恒例の願いを願った。
「アッシュ何お願いした?」
「…お前は?」
「俺?俺はねぇ…」
「先輩とずっと一緒にいられますように…かな!」
「は?」
頬を赤らめフワッと笑う顔が眩しくて、思わず目を細めた。
ルークは神社の入口で何かを見つけたのか、嬉しそうに俺の横を走りすぎてった。ルークが抱きついた相手を見ようと、追い掛けた先には学校の人気のあるガイがルークを抱き上げ爽快に笑いながらその場でくるくると回していた。
「なっ、お前ら…いつから」
ピタリとガイはルークを回すのを止め、俺に向かい合う2人は眩しい笑顔を振りまいていて、何だが神々しい。ルークはぴったりとガイに張り付き、ガイはガイでルークの腰を引き寄せているのが嫌でも目に入ってくる。
「かれこれ一年ぐらいかなぁ?」
「ルーク明日で一年だ」
「そっか!じゃあお祝いしないと」
あははうふふ…と、笑い声が耳にこだましている。
「そうだアッシュ、ほらこれやるよ」
「あ!俺も」
半ば無理矢理渡されたのは、ルークからはナス。ガイからはどこから手に入れたのか、鷹。
あまりにも衝撃が強すぎて俺は何も発せなかった。
そんな俺を気付いてないのか、またはあえてなのか、仲良く手を繋ぎ2人は神々しさ全開で笑顔で叫んだ。
「「目覚めよー!!」」
後ろに富士山が見えた気がした。
「うわぁあぁあっ!!」
「アッシュ!」
全力疾走したように息切れを起こし、どくどくと高なる音に、まず目に入ったのは泣きそうに目を潤ませたルークだった。
「はぁはぁ、あ…ゆ、め?」
「アッシュ!アッシュ大丈夫!?」
何が起きたのか理解できず頭を抱えていると、ルークが横から謝ってきた。
「ごめんなさい!その…悪気は無かったんだ、まさかコレが落ちてくるとは思いもしなくて…。頭大丈夫か?」
「どういうことだ…」
ルークは涙を溜めた目を拭いながら、起こったことを説明した。
新年を迎えるためのカウントダウン。明けた瞬間興奮したルークは挨拶と共に俺に抱き付き、結果的にタックルし、そのままの勢いで壁に激突し、更に運悪く壁に飾ってあった時計が頭に直撃し気を失ったらしい。
ルークの手には時間になるとハトが飛び出す時計があった。
「ガイ先輩から貰った」
と、告げるルークにまさか…と夢が脳裏に蘇ってくる。初夢は正夢になると言うし、成ったとしたらとんだ悪夢だが、昔から言う「一富士二鷹三茄子」が出たら縁起が良い言われているが、此では悪いのか良いのかわからない。
「ルーク」
「なに?アッシュ」
今まで好きだと告白しては兄と言われて、俺はルークが特別な“好き“を理解できるまで待つつもりだったが、夢であんな事が起きては悠長に待つ事など、もう出来ない。
「お前、好きな奴いるか?」
「ぇ?何いきなり…。!やっぱ頭おかしく…」
「正常だ屑!」
「いたぁ!」
ベシッと叩けば睨み返されたが、何時もやりとりに正常だと理解できたのか、首を傾げて聞き返してくる。
「好きな奴って…父さんや母さん、みんな好きだけど」
「恋愛感情としてのだ阿呆」
お約束の返事が返ってきて溜め息が出た。阿呆と言われ愚痴るものの、恋愛感情をルークは頭を捻っていた。
「お前にとって特別はいないのか?」
「特別?」
問えば聞き返し、ルークは理解出来ず悩む。
皆平等に好きだった気持ちの中から飛び出た感情。ルークは未だに特別な好意をわかってない節はあったが、此処までくると重症だと思った。
これだと、夢であったことの危険性は無くなった。だが、此から起きるかも知れない事柄は誰も知らない。
何時までたっても芽吹かない種を植え直し、芽吹く日を待つのを見ようじゃないか。
芽吹いた目を誰にも奪わせず、咲かせられたら必ず俺のものにしてやる。
悩むルークに今の内に悩めと心の中で呟いた。
109回目の告白はきっと答えが聞けると微笑んだ。
END
寧ろアッシュ→ルークな感じでした。
最初ギャグ終わりだったなんて秘密なんだぜ!
今年もよろしくお願い致します。
な、感じでお正月アビス。書いてるのは去年なのよさ!
※現代パラあしゅるく
季節は冬。しかし今年の冬は日差しも暖かく、雪がめったに降らないこの地域は過ごしやすい。
幼なじみのアイツは「雪ふれ!つもれ!!」と、天に両腕を広げ叫んでいたのを親戚も巻き込んだ家族絡みのクリスマスパーティーで聞いていた。寒いだけだろうに、何時までたっても脳内ガキは遊ぶことと食べることに夢中だ。
ガキからの付き合いの俺が言うんだから間違いない。けれど、ガキのように全身で笑ったり泣いたり怒ったりとくるくる変わるアイツは嫌いじゃなかった。変わらないでいて欲しいと思う反面、もう少し周りを見て落ち着いて欲しいという思いもある。
0勝108敗。流石に鈍感過ぎやしないかと思うぞルーク。現在17にして、それこそガキの頃からこの想いが定まった時から数知れず(108回だな)アタック…告白してきたものの、親の出現に流れ、言えた!と思ったら露天や何かに目を輝かせ聞いてなかったり、果てに伝えても「俺も好きだよ」と満面の笑みは嬉しいが「アッシュってお兄ちゃんみたいだよな」頼りにしてる。と、そう言う意味じゃねぇぇ!!と内で叫んだ。
そんなこんなで今年も終わり、新年を迎えた。カウントダウンに付き合わされていたものだから、初詣に向かう足取りは重かった。
「アッシュ~あけおめ~ことよろ!」
「略すなっ!屑!」
新年早々気の抜けた挨拶に一層足取りが重くなった。
「いいじゃん!アッシュのケチ!ほら~アッシュも」
「あけましておめでとう」
「うん!」
「…」
「……あれ?ことよろは?」
首を傾げ、何時までたっても言ってこない俺に痺れを切らし、長いマフラーを引っ張ってきた。
「お前に世話になることは無い。逆だろうがいつも」
「そっかぁーそう言えば世話かけんのは…って、アッシュ!ひでぇ!」
「事実だ」
ギャーギャー喚くルークをあしらいつつ、神社にたどり着き人混みに沿いやっと賽銭箱の前までやって来た。
ちゃりんと賽銭箱に小銭を投げる。ちらりと、隣のルークを伺えると手を合わせ何かを念じているようだ。それを確認し、毎年恒例の願いを願った。
「アッシュ何お願いした?」
「…お前は?」
「俺?俺はねぇ…」
「先輩とずっと一緒にいられますように…かな!」
「は?」
頬を赤らめフワッと笑う顔が眩しくて、思わず目を細めた。
ルークは神社の入口で何かを見つけたのか、嬉しそうに俺の横を走りすぎてった。ルークが抱きついた相手を見ようと、追い掛けた先には学校の人気のあるガイがルークを抱き上げ爽快に笑いながらその場でくるくると回していた。
「なっ、お前ら…いつから」
ピタリとガイはルークを回すのを止め、俺に向かい合う2人は眩しい笑顔を振りまいていて、何だが神々しい。ルークはぴったりとガイに張り付き、ガイはガイでルークの腰を引き寄せているのが嫌でも目に入ってくる。
「かれこれ一年ぐらいかなぁ?」
「ルーク明日で一年だ」
「そっか!じゃあお祝いしないと」
あははうふふ…と、笑い声が耳にこだましている。
「そうだアッシュ、ほらこれやるよ」
「あ!俺も」
半ば無理矢理渡されたのは、ルークからはナス。ガイからはどこから手に入れたのか、鷹。
あまりにも衝撃が強すぎて俺は何も発せなかった。
そんな俺を気付いてないのか、またはあえてなのか、仲良く手を繋ぎ2人は神々しさ全開で笑顔で叫んだ。
「「目覚めよー!!」」
後ろに富士山が見えた気がした。
「うわぁあぁあっ!!」
「アッシュ!」
全力疾走したように息切れを起こし、どくどくと高なる音に、まず目に入ったのは泣きそうに目を潤ませたルークだった。
「はぁはぁ、あ…ゆ、め?」
「アッシュ!アッシュ大丈夫!?」
何が起きたのか理解できず頭を抱えていると、ルークが横から謝ってきた。
「ごめんなさい!その…悪気は無かったんだ、まさかコレが落ちてくるとは思いもしなくて…。頭大丈夫か?」
「どういうことだ…」
ルークは涙を溜めた目を拭いながら、起こったことを説明した。
新年を迎えるためのカウントダウン。明けた瞬間興奮したルークは挨拶と共に俺に抱き付き、結果的にタックルし、そのままの勢いで壁に激突し、更に運悪く壁に飾ってあった時計が頭に直撃し気を失ったらしい。
ルークの手には時間になるとハトが飛び出す時計があった。
「ガイ先輩から貰った」
と、告げるルークにまさか…と夢が脳裏に蘇ってくる。初夢は正夢になると言うし、成ったとしたらとんだ悪夢だが、昔から言う「一富士二鷹三茄子」が出たら縁起が良い言われているが、此では悪いのか良いのかわからない。
「ルーク」
「なに?アッシュ」
今まで好きだと告白しては兄と言われて、俺はルークが特別な“好き“を理解できるまで待つつもりだったが、夢であんな事が起きては悠長に待つ事など、もう出来ない。
「お前、好きな奴いるか?」
「ぇ?何いきなり…。!やっぱ頭おかしく…」
「正常だ屑!」
「いたぁ!」
ベシッと叩けば睨み返されたが、何時もやりとりに正常だと理解できたのか、首を傾げて聞き返してくる。
「好きな奴って…父さんや母さん、みんな好きだけど」
「恋愛感情としてのだ阿呆」
お約束の返事が返ってきて溜め息が出た。阿呆と言われ愚痴るものの、恋愛感情をルークは頭を捻っていた。
「お前にとって特別はいないのか?」
「特別?」
問えば聞き返し、ルークは理解出来ず悩む。
皆平等に好きだった気持ちの中から飛び出た感情。ルークは未だに特別な好意をわかってない節はあったが、此処までくると重症だと思った。
これだと、夢であったことの危険性は無くなった。だが、此から起きるかも知れない事柄は誰も知らない。
何時までたっても芽吹かない種を植え直し、芽吹く日を待つのを見ようじゃないか。
芽吹いた目を誰にも奪わせず、咲かせられたら必ず俺のものにしてやる。
悩むルークに今の内に悩めと心の中で呟いた。
109回目の告白はきっと答えが聞けると微笑んだ。
END
寧ろアッシュ→ルークな感じでした。
最初ギャグ終わりだったなんて秘密なんだぜ!
今年もよろしくお願い致します。
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