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生まれ落ちた空で…

生まれ落ちた空で…

管理人の徒然なるままに投下してます。 ※次回キリ番→2000※
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ルクアシュ?
後半裏っぽい



『黒サンタ』



華やかなイルミネーションが屋敷を彩り、沢山のプレゼントが次々と運ばれてくる。

今日はクリスマス。
何時も静かな屋敷の中も皆どこか浮かれてそわそわしている。
何時もより豪勢な食事に笑顔な母上、母上に微笑みかける父上との家族の穏やかな時間に、暫し日常を忘れた。

偽りの笑顔を浮かべる自分。こんなに暖かい時間さえ心は冷え切ったままだ。
クリスマスが終わればまた日常が始まる。
実験。苦痛。孤独。
赤や緑と彩られた飾りを片せば、色のない世界。
サンタクロースを待つ子供のように心を踊らせることなど、とうの昔に忘れてしまった。
寂しさに蓋をして、孤独を包んで、痛みに目を背けて、偽りの仮面を被る。
よい子にはサンタクロースからプレゼントが貰えると言うのなら、嘘ばかりの自分は“よい子“には成れない。
嘘ばかりの自分は“悪い子“なんだろう。

そうに決まっている。





皆が寝静まったクリスマスの夜、ソレは現れた。

「メリークリスマス」

闇夜に溶ける真っ黒な服に、赤い髪。窓から現れたソイツは萎んだ大きな袋を持って微笑んでいた。

「不審者か、サンタのつもりか?」
「そう、サンタクロースだよ」
「サンタなら赤い服を着たらどうだ」

フンと鼻で笑うと、自称サンタクロースは笑みを深めた。

「これでいいんだよ。俺の衣装は間違って無い」

一歩、一歩と俺が寝ているベットへと近付いてくるが、不思議と恐怖や不安は無かった。
それは、闇夜に光る自称サンタクロースの綺麗な緑色の瞳のせいか、またはでかいなりをしていて、子供のような純粋な笑みのせいか、はたまた両方か、 身動きも出来ず俺はソレに魅入られていた。

「さぁ、“ルーク“。 君が欲しいのは何?」

萎んだ袋を差し出され、微笑むサンタクロース。
欲しいものをくれるサンタクロースは、そのプレゼントを袋から取り出し子供に渡す。
その袋は何時もパンパンで隙間も無い。
差し出される袋をジッと見つめ、サンタクロースを見上げる。

「俺の…欲しいのは」




「      」



黒いサンタクロースが嬉しそうに笑ったのが見えた。




部屋に残ったのは僅かに残った暖かいベットと、開け放たれた窓だけだった。


そして、クリスマスが明けた次の日、いつもは静かな屋敷中音が鳴り止むことは無かった。



赤いサンタはプレゼント。
黒いサンタはプレゼント。
貰うか貰われるかは君次第…。

現れた赤い髪の黒いサンタ。闇夜に消えるその背にはパンパンに成った袋が揺れていた。


クリスマスにサヨナラ

日常にサヨナラ


END



補足すると、そのままの体(乖離無し)ままで逆行して、クリスマスに扮して子アッシュ(ルーク)を攫う話。最初はヴァンにレプリカを作られないように見守っているだけだったのですが、アッシュの様子に居てもたっても居られず行動を起こした。
キムラスカは捜索しますが、見つかりません。ヴァンも大切駒がなくなり捜索に加わりますが、見つかりません。
未来から来たルークと国のやり方を知る子アッシュは本気を出せば身を隠すなどお手の物。もしくはローレライも絡んでいると良い。




その後な赤毛ズ ↓ ちみっと裏要素あるので注意。




自称サンタに浚われてから数年、不思議な結界が張られているという小さな家に俺はいた。
自称サンタ曰わくサンタは未来の世界の住人で、俺を助けに戻ってきたらしい。名前が俺と同じなのに驚いたが、不思議と嫌悪感は無かった。黒い衣装を脱ぎ、白い服を着た微笑むコイツを見たら自分よりよっぽど“ルーク“が合ってるじゃないかと思ったくらいだ。
良い機会だし、違う名を考え“灰“の名にした時に泣きそうな顔をしたルークに抱き締められた。余りにも強く抱き締めるものだから、その温もりに泣いてしまった。うれし泣きなんて初めてだった。

俺は今、自称サンタ改め、ルークと暮らしている。

「メリークリスマス、アッシュ」
「メリークリスマス、ルーク」

2人で作ったケーキと好物のチキンを囲みクリスマスを迎えるのは何度目になるだろうか?あの日以来屋敷には帰っておらず、風の噂で預言厳守だったキムラスカが預言に対し疑心になり、預言に頼らない国に成りつつあるという。そして近々マルクトと和平条約を結ぶと噂されていた。17に成った時だった。

「大きく成ったよなアッシュ」
「当たり前だ、絶対お前よりでかくなってやる」
「え~それはやだなぁ。アッシュはこれぐらいが良いよ」

ぎゅうっと抱きしめられ、以前よりかは縮んだものの、まだ頭一個ぐらいの差が俺達にはあった。数年の間に感情が面にでるように成ってからというものの、過剰なルークのスキンシップに毎回いたたまれなくなる。
可愛いと、額にキスをされればモヤモヤとした気持ちが胸を占めた。

「アッシュ顔真っ赤!可愛い~」
「ルーク!」

後ろから抱きしめられていたのを振りほどき、文句を言おうと見上げたら、音もなくハラハラと涙を零すルークの姿があった。

「ホント、…でかくなりやがって…っぅ」
「ルーク?」

名を呼べば、また涙が一筋流れた。
暫く泣くと、今度は正面から抱きしめられ、後ろめりに成った足取りはそのまま俺のベットに倒れ込んだ。
見つめ合えば、吸い寄せられる熱い唇に暖かい火が灯る。求め合うように繰り返す口付けに、息が上がるがお互い止めようとはしない。
愛を囁かれれば、答えの代わりにキスを贈る。
気付いた思いをさらけ出せば、後は理性や思考など不要だ。
求めて、求め合って、繋がった思いはお互いに笑みを呼んだ。

平和な世界で俺達は一つに成った。


クリスマスを明ければ、変わらないけど少し変わったけれど幸福な日常がやってくる。



-後書き-
よい子には赤い服来たサンタがプレゼントを持ってきますが、悪い子にはお仕置きしに黒い服をきたサンタ(?)がくるらしい。サンタ双子説。
メリークリスマス!!
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-もくじ-


女体化が普通にあります。裏要素も時折あったり。

女体化=にょ
裏=*
― TOA ―

アシュルク

■パラレル

 一国の姫と竜の話 にょルク

・サモンナイトの世界なアシュルク
 

スイカバーは種まで食べれます。  ある日友人とメールのやりとりで作成した現代物
正夢    2009年お正月話 現代パロ

■ゲーム沿い

  とある意識の憂鬱
    
ルクアシュ

■ゲーム沿い

    黒サンタ  逆行ルーク×子アッシュ(10→17)*

<ネタ>

狐ネタ      ローレライママになる

― DYD ―

シオライ

キツネなシオンとネコなライナのお話

 
なんかファンタジーみたいの書きたいなぁ…と、突発的に思いつき。
やはり浚われる姫でしょう!みたいな感じでアシュルクしかも、ルーク女の子☆です!
あとルクアシュな黒執事パロやりたい。黒ルクで!


此処は人間や不思議な生き物達がすむ世界。
魔法と剣がある世界。

そんな世界のある所に、可愛らしいお姫様がいました。
お料理より剣術が大好きなおてんばお姫様でしたが、亡きお妃様似の朱色の髪を長く伸ばした姿は目を見張るものです。
何より、お姫様が笑うと此方まで楽しくなります。皆、お姫様が大好きでした。
ほら、今日もまたお姫様を呼ぶ声がお城に響いてます。

「ルーク様、ルーク様?」

「へへっ、此処までくれば…」

「姫様、何をしておいでですか?」

メイドをまいたと思っていたルーク姫は、急に現れた人物に吃驚しました。
振り向いて見ると、そこにはお城のお抱えの王宮魔術師のジェイドが立っていました。
ルーク姫は彼が苦手だったので、困ってしまいます。
なんせルーク姫は1人娘でしたので、父親である王はルーク姫が心配で此処数年一度も外に出たことがありませんでした。
何より体を動かす事が大好きなルーク姫は、もう我慢の限界です。
なので今日はメイド達をかわして外に出ようとしていたのです。
けれど、ルーク姫は一番面倒な相手に見つかってしまい程なくして勉強机に縛り付けられてしまいました。

仕方なく、ルーク姫は勉強をし始めました。
そこで勉強に必要な本を部屋に備え付けられている本棚から出していると、バサバサと一冊の本が落ちてきました。

見覚えの無い本にルーク姫は首を傾げるめのの、その本をペラペラと捲ってみました。

「わっ!懐かしい…」

ルーク姫の幼い頃の日記でした。
ルーク姫は今年で17才になり、近々隣国のガイラルディア王子と結婚することが決まっています。
ルーク姫はガイラルディア王子は嫌いではありませんが、愛してると言われても良くわかりませんでした。ルーク姫はずっとお城で過ごしていたので、恋愛のレの字も経験したことがありません。なので、結婚と言われてもピンと来ないのです。
ルーク姫は日記を懐かしそうに読んでいきました。まだ、母親が生きている頃で幾分か外を自由に歩けた幼き日々。
今では読みづらい字ですが、毎日の出来事を細かく書いているのは今と同じです。
しかし、あるページだけやたらと短く書かれてるのを見つけました。ルーク姫は気になり読んでみます。

-今日はびっくりした。けど、うれしかった。なまえおしえてもらえなかったけど、またあえるって!たのしみ!

何を驚いたのかルーク姫は思い出そうとしましたが、まったくだめです。それならばと、次の日を読みました。

-だいじょうぶかなぁ?るーく、まじゅつへたっぴ。れんしゅうしなきゃ!なまえ、ごほうびだっておしえてもらえなかった。いじわるだな!

名前がわかれば思い出しそうですが、一向に名前が出てきません。ルーク姫はパラパラと数ページ捲るとページ同士が貼り付いている箇所を見つけました。
ゆっくりと剥がしてみると、クレヨンで描いた絵と一言のみの日記が目に飛び込んできました。

-あいたい。

隣の絵はどうやら似顔絵らしく、赤いクレヨンがグチャグチャと書かれており、目らしき位置に緑色でグリグリと力強く描かれていました。
ようやく重要な手掛かりを見つけたルーク姫でしたが、その似顔絵の人物がわかりませんでした。赤い髪の知り合いなど全くいないのです。
飛ばしてしまったページを読むと、出会いから最後のページまでその人の事ばかり書いてありました。誰か1人だけの日記など書いた記憶が無いルーク姫は、それ程まで書いた人物を思い出せないのが、悲しくなります。よくよく見れば、最後のページには何かが乾いた後が多くあり、幼きルーク姫が泣きはらしたのがわかりました。

ルーク姫は胸が苦しくなり、日記の人物に会ってみたいと思いました。
そうすれば、苦しく無くなると思ったのです。


その後、メイドや幼い頃からの付き合いに尋ねてみても誰もその人物を知りませんでした。
1つだけわかったと言えば、その頃から剣術や魔術には性を出し、回復魔術は完璧と言えるほど励んでいたと、ジェイドが教えてくれました。
今でも練習は怠っていないので健全です。

父親にも聞いてみましたが知らないと返され、ルーク姫は気落ちしてしまいました。




そんなある日、国は不安と恐怖に包み込まれました。国のすぐ近くにある山に住む竜が、近頃頻繁に国の側を通り多数の民が逸れを見たのです。
竜は雑食だったので、襲われはしないかとビクビクしていました。
人間では竜には分が悪いのです。下手に竜を殺してしまうと他の竜が仇討ちと団体で襲ってくるのです。
ちょうど、今の頭だった竜が代変わりを行うので凶暴な竜が頭に成ってしまえば大変なのです。
竜は長命だったのですが、今の竜が頭に成ったのはまだ国が出来ていない頃でしたので、国王がその知らせを聞くと、何も起きないでくれと祈るだけしか出来ませんでした。

けれど、竜は来てしまいました。新しき頭を立てた竜が使いを寄越したのです。民達は恐怖にパニックに落ち、騎士団達はかなわないとわかりながらも民達を守ります。
そんな中、使いの竜が高らかに告げました。

「余所者の人間よ、新しき頭からのお言葉だ良く聞け。前長は目をつむって来たが、私は違う。だが、お前たちに選択肢をやろう。此処にいたければ対価を寄越せ。さすれば此から未来永劫、お前たちに干渉しない。従わぬなら今後無事に過ごせるとは思うな、とのことだ。返事は明日の明朝聞く」

使いはそう告げると、山に帰って行きました。
この事は直ぐに国王に伝えられ、国王は悩み悩みましたが、民と国の今後の平和を考え竜達の条件を飲むことにしました。その際に国の宝という宝を集めました。最も価値が高い宝石や沢山の食料、国に伝わる秘宝を全て集めました。
竜が何を対価として要求するかがわからないので、国王も困りました。
集めた宝を前にしても不安は拭えませんでした。
そして、宝が集まった頃には時が迫り、前の使いと美しい緑色の竜の二匹が降り立ちました。
緑色の竜はまだ成竜ではないようですが、使いの竜は緑色の竜に従っていました。

「返答をお伺いに来ました」

緑色の竜がその姿とは似つかわしくない口調で言います。国王は側近の騎士を従え、自分が代表だと伝えます。そして条件を飲むことも伝えました。

「賢き決断ですね。では、対価を貰い受けましょうか?」

「此処にあるモノが国の宝全てだ!竜が何を望むかわからなかったので、こちらで用意した。して、私らは何を渡せば良いのだ!?」

竜は数々の宝を見渡すと、困ったように国王に言いました。

「この中には対価に見合ったモノはないですね。ありますよね、他の宝が…」

「此処にあるものが全てだ!他に何を」

「あるでしょう?大切な宝が」

竜は目線を国王から城へと、送り国王に微笑みかけました。
国王はその竜の態度に真っ青になり「まさか」と呟くと、だめだと叫びます。民達はどよめき国王を見ています。

「アレだけは、アレだけはよしてくれ!他のものなら宝石はどうだ!?」

「ますます対価として見合うみたいですね、でも決まったことなのですよ。新長のご指名でしてね、私達も困ったものです」

国王はその言葉に更に真っ青になり、もうショックで言葉を失ってしまい、ただフラフラと倒れそうになるのを、側近に支えて貰ってます。
竜は、ハッキリと告げました。

「対価として貴方の宝であるお姫様、ルーク姫を要求します」

今も城でメイド達の見張りの下、勉学に逃げ出す1人娘に国王は竜の前に涙を流しました。



アッシュside~


無造作にばらまかれた同じ模様が書かれたカードを、一枚選び裏から表へと捲る。

「火か」

退屈そうに溜め息を吐くと、選ばれなかった全てのカードは灰と化していた。

代々受け継がれる召喚獣というものは召喚師貴族達にはさして珍しくもない。俺もその一人だ。ただし召喚される側だが…。
しかも元を正せば元の持ち主から盗まれ、正当継承者でもない、ただそこそこに実力がある召喚師に俺は呼び出された。

「ランバルディア家に継承され続けた“鮮血のアッシュ“我が声に答え速やかに私に従え!」

その髪の色から付けられた鮮血名は本物の血のように赤い。全ての存在が高みと目指して心身ともに磨かれた時至る「至竜」。俺が目指す場所。
と、言って目指すは良いものの故郷であるシルターンで過ごすのが退屈な余りに、魔力も全然見合わない奴の呼び掛けに暇つぶしと言い応えたのが、生きてこの数××年初の失敗だった。

楽園と呼ばれるこの界で久しぶりに見た奴がこんな奴だなんて現実逃避もしたくなる。
高らかに笑う髭。成功したのが余程嬉しいのか、一向に止めない。

成功などしていないが。お前の魔力なんざ俺の髪一本だって召喚できねぇよ。俺から来たんだ髭!誰がてめぇと間違っても契約するか屑がっ!!

「早まったな…」

実は界と界を渡るには相当の魔力と精神力を必要とし、俺でさえ片道切符で精一杯だ。帰る力が溜まるまでには数年時間が掛かる。

「さっきから、うるせぇんだよっ!髭!!」

ストレス発散には丁度良い存在だ。
笑い続ける召喚師を蹴り付けるとなかなかの蹴り心地に俺は笑みを浮かべた。


「エクスプロードォォ!!」

日に日にエスカレートしている髭へのストレスに髭でのストレス発散をしているのだが、何なんだコイツは?こういうのが真正Nというのか、それとも只打たれ強いのか、なんでこう嬉しそうなのか俺には全く理解できん。

あぁ、早く力溜まってくれないものか。
このままでは、髭の存在にストレスが溜まり髭を痛めつけてストレス発散が永遠と続くではないか。

「アッシュ、いい加減私の言うことを聞かんか!私の召喚獣だろう」

「俺に命令するんじゃねぇ!!」

眼つければ、部屋の隅でさめざめと泣く姿に、いっそ始末して観光にでも行こうかと思った。
そこでふと目の前にチラチラと光る赤より薄い朱色の光に気付いた。

魅入られるように手を伸ばすと、髭が視界から消え目の前には背を向け、うずくまる召喚師がいた。

「あぁ~どうしよぅ」

髭が変化した!と目を見開いたが(傍から見たら何も変わってない)即座に現状を理解した。
まわりを見てみたら着ている服は召喚師達の群の1つ蒼の派閥の物だ。
そして牢に入っている低級の召喚獣に、さしずめ卒業試験だろうと判断した。
そして目の前でうずくまっている卒業候補生が俺を呼び出した張本人とワケか…。

話掛けても返事をしないあたりコイツは現状が分かってないのだろう。声が若い辺り子供の域を脱してないのだろう、頭にフードを被って後ろ向きのせいで顔がわからんが。
どれ、顔を見てやろうじゃないか。髭みたいのだったら悪いが死んでもらうがな…。
そんな考えを巡らせながら、ちょっと弄れば、相手が行きよいよく噛みついてきた。

「……」

行きよいにフードが外れ現れた鮮やかや朱色の髪。首筋まで切られた髪はまるでひよこのようにピョコピョコと跳ねている。そして怒りを含んだ瞳は緑。
笑いが込み上げでくる。運命と呼ぶならば此こそ相応しい!ストレスですさんだ心が晴れ渡るような感覚。

「初めまして御主人様?此から頼むぞ」

差し出した手に握られた手は少し冷えていた。

下級の召喚獣など俺に刃向かうなど間違っている。入った経験値は全てルークに振り分けた。
俺はカンストなので必要がない。

教師にあたる召喚師によると、俺は二重契約による召喚事故で呼ばれてしまったらしい。
まぁ、事故だろうが何だろうが俺にはさして関係ないことだがな。
「元の契約者を見つけること」教師達はそうルークに告げるとルークは俯き承諾した。
聖王都の召喚師は管理が徹底されていて蒼の派閥では、卒業するまで街に拘束することからコイツも自由に成りたかった口だろう。二重契約をしでかし尚且つ俺みたいなのを呼び出したコイツはもう自由は無いだろうな。
こちらを伺ってきた教師達の目は俺の正体を知ってるのだろう。探し出せとか言ってるがどうせ監視付きに決まってる。

「うぜぇ」

誰にも聞こえぬように呟いた。


逃げられた。
水色の物体を踏みつけながら、逃げたルークに笑いが漏れた。
まったく送り届ける相手から逃げるとは、先程の話を聞いてなかったのかと思う。

「悪戯がすぎたか?」

抱き寄せた腰は、コイツちゃんと食べてるのか疑うくらい細かった。引きつった笑顔に顔を寄せたら、突撃してきた煩い生物に邪魔をされアイツの魔力を味わえなかった。絶対極上だと断言できようルークの魔力は。
現に、煩い生物だがコイツはチーグル、聖獣に位置する珍しいメイトルパの獣だ。しかもソーサラーリングの保持者。
それを無意識に呼べる芸等などそこらの召喚師には出来まい。
育てれば輝く宝石のように究極の存在も呼び出されるだろう。
それこそ俺と契約できるぐらいに。

「クックックックッ…」

是非とも魔力を味わってみたいものだ。
それに、俺の手でその魔力咲かせてやろうじゃないか!




〈設定〉

ランバルディア家
金の派閥の貴族の1つ。アッシュの召喚石を所持していたが、何者かに盗まれた。


正式名ヴァン。無名の召喚師だが実力はそこそこ。アッシュの召喚石を手に入れ名を上げたが、アッシュがいなくなり焦っている。



世の中そう上手く行くことなんてない。

聖王都に産まれ、ある日キラキラ光る石を見つけた時から俺の人生は変わってしまいました。
気が付いたら町全体水浸し。
パニックてる間に知らないオジサン達に浚われ、あれよこれよと暴走やら召喚やらわけわかんないことを言われました。

「知らない人には付いてったらいけません」

保護者言われた事を思い出したけど、浚われた場合は俺が悪いのでしょうか?
次の日目の前には笑顔の保護者がいて、迎えに来てくれたのかと大喜びもつかの間「凄い」「頑張れ」等訳も分からず誉め契られ笑顔のまま俺を置いて去っていきました。
二度と保護者は来ませんでした。

こうして俺は拉致られるように、強制的に蒼の派閥の召喚師として一人前になるまで自由を失ったのです。
せめての救いがご飯が不味くなかった事でしょうか。美味しくもないですが。

「たるい」

現状把握をした時の感想。

召喚師になるなら機械とかかっちょいーのが良いなぁって思っても、ロレイラルと相性最悪で契約しようとしても不発か良くてスパナが頭の上に落ちてきて危うく死にそうになるし、ならメイトルパならーみゅうみゅう煩いブタとサルが合体したような変な生物、命名ブタザルがでてきてうざさ余りに即刻返還した。
でも、何故か勝手に呼んでもないのに出てくる。サプレスはお化けとか怖いので呼べない。シルターンも妖怪とかいるから無理。名も無きの無色はもうなにが飛び出す吃驚箱なので近付きたくもない。
小言を吐く教師は何故か誰かを投影してるような感じで何かと世話をしてくる。時折女の人を連れてるから多分その人だろう。傍迷惑だけど…。
成績は良くも無く悪くも無くと中の中らしい俺はあの日まで別に騒ぎを起こすことなく(脱走したとき追いかけてきた教師は恐ろしかった。何故かどこから逃げても見つかるあたり絶対脱走経路を把握してる)そして、事の発端である卒業試験が来た。

試験は至って簡単。
自分の得意な属性の召喚獣を護衛召喚獣として呼び、試験用の召喚獣と協力して戦うというもの。

俺は一応得意のメイトルパの召喚石に神経を集中させ、発動させるだけになった時だった。

「しょう…「みゅうー!」」

甲高い声を煩い物体が後頭部に直撃し、ぼにゃんとか変な音を立て俺はそのまま前に倒れた。

「酷いですの!ご主人様の護衛召喚獣はミュウですの!ご主人様違う人呼ぼうとしたですの!あんまりですのぉ~」

「こんっのぉ…ブタザル!!何すんだっ」

後頭部に張り付いているのを剥がし、近くの壁に投げつけた。
あぁ…きっと試験は不合格だ。呼び出すのを失敗したんじゃ試験も受けられない。
あぁ~と頭を抱え教師の小言を言う姿が見えた。けれど、何時までたっても他の生徒の笑い声や教師達の怒鳴り声も聞こえてこない。聞こえてくるのは奇妙な声だった。

「あれ召喚獣?」

「格好いい!召喚獣なんて嘘でしょ?」

「亜人でもないぜ、シルターン側の人間じゃねぇ?」

「凄い魔力…相当の力の持ち主よ」

囁かれる声に頭を捻った。失敗したはずが成功したのかと思った。けど、俺が使ったのはメイトルパの召喚石、俺達とそう変わらない人間がいるのはシルターン、ありえねぇ!

「おい」

何だかわかんないのに話しかけられた!

「おい、屑。聞こえねぇのか?」

えっ?屑って俺の事ですか?何だかわかんないものでも俺、マスター、ご主人様なんだけど…。

「最近の召喚師は随分耳が劣化してるのか?」

「聞こえてるし、屑言うなぁー!!」
 
なんだ喋れるじゃないかと、口端を吊り上げて笑う何だかわからないものはとても綺麗でした。
シルターン石をそのまま取ったような紅い髪を縛ることなく腰まで垂らす髪は揺らす事にサラサラと流れていて、目つきが悪いが綺麗な緑色の目。刀ではなく両刃の剣を腰に携え、偉そうに立っていた。
そんな綺麗なのは背筋が凍る笑みをもうニヤリってぐらいに笑うと挨拶してるだけなのに死の宣告を受けてる気分になった。

「始めまして御主人様?此から頼むぞ」

取りあえず試験は合格だった。アッシュだと名乗った奴によって俺の出番無く瞬殺で終わったのだ。でも、俺には自由は訪れなかった。
この時、何故だろうか一生自由が無いように思ったのは…。


「二重契約?」

ふんぞり返って紅茶を飲むアッシュを横目に、教師は溜め息を吐きながら説明した。
召喚しようと集中しているときにヘマをやらかした時、起こる召喚事故。呼び出されていた召喚獣の契約が古かったり、自分より弱い魔力の弱い召喚師相手にランダムで前の契約を破棄することなく二重に契約して呼び出す。事故。

「俺の場合、契約を更新せずほっといたんだ。」

「なんで?」

「呼び出した奴が生理的にも何もかもウザかった」

思い出したのか、紅茶カップに罅が入った。谷が出来てます。立派な谷が眉と眉の間に!
冷や汗をかき、アッシュに聞いてしまった事を謝る。召喚獣の方が上ってなんなんだろ…。召喚師ってもっと格好いい存在かと思ってたのに。

「別に構わん。お前が事故をやらかしたお陰で俺は奴を視界に入れるのが無くなったのだから。……それに、好みだしな」

最後の方は聞こえはしなかったが、悪寒が走ったのは何かを予知したのだろうか。

「えっと、それで俺はどうしたら良いんでしょう?」

何だかアッシュと会話をするのが怖くて、教師にこれからの事を問うた。教師は金縛りを受けたようにビクついたが、慌てたように話始めた。隣を伺ってるのは気のせいだろうか?

「ルーク、お前は此からそこのアッシュを連れ…お連れして契約者を探すのだ。それが、事故を起こしたお前の義務だ。わかったな!」

「はい…」

「居場所はそちらのアッシュがわかるだろう」

「不愉快な魔力だろう?簡単だな」

「…では、旅支度して直ぐに発ちなさい」

「失礼します」

席を立ち、部屋を出ると溜め息が出た。

「なんだ。外に出たかったんじゃないのか?」

にまにまと笑みを浮かべるアッシュにキッと睨んだ。

「俺は何事も無く卒業して、派閥からおさらばしたかっただよ!召喚術も制御さえできれば良かったし、外だって自由に歩きたいんだよ!」

出来ればあの町に帰りたいとも思った。でも、それは当分先だ。下手したら一生。そんなの嫌だ、もう何年も我慢してた事なのに、またしかも何年掛かるか分からない期間何かに縛られるのはウンザリだ。

「じゃあ、自由に旅するか」

そう自由に…

「は?」

「契約者の居場所は分かるが、誰が戻せと言った?清々しているんだ俺は。だが、制御する程度で終わらせる
のは勿体無いと思うが…お前、磨けば相当の召喚師になれるぞ」

「興味無いし…それに勉強するの嫌いなんだよ」

「じゃあ、俺が教えてやる」

はい?
何者か何者かと思っていたが、召喚獣なのに召喚術が使えるのか?
そして何故腰に手を回す?
こしょばゆいし、何嬉しそうなのですか、何故顔を近付けてくるのー!

「手とり足とり体に教えてやるよ…」

耳元で甘い声を囁かないでー!

「いやぁー!食われるぅ!!」

「ミュウあたっーく!」

どかっ!

「ぶっ!」

「ナイスミュウ!後よろしくー」

はいですのー、アッシュの顔面に張り付いたまま元気に返された返事には次の瞬間泣き声に変わったが、走り逃げる俺には振り向く事は出来なかった。
今度、好きな野菜買ってやるから成仏してくれと涙した。

「俺から逃げられると思うなよ…」

聞こえてきた低い声は聞こえない。

クックックックッ

聞こえなーい!!





<パーティーステータス >

ルーク(17)
クラス:ひよこ召喚師
武器:剣、ロッド(縦切り)
レベル:5
スキル:契約の儀式・獣/ユニット召喚(ミュウのみ)/逆境/火事場のバカ力/勇敢果敢/ダッシュ!/あっ!
歩数5↑4↓5

蒼の派閥の新米召喚師。潜在能力は未知数だか、本人は平凡に過ごせればいいので興味がない。
事故で呼び出したアッシュを元の主人に返す旅に出ることに。
日々アッシュからどう貞操を守るか奮闘中。

アッシュ(?)
クラス:俺様鮮血
武器:剣(縦、横兼用)ほか色々
レベル:カンスト
スキル:契約の儀式・?/闘気/絶対攻撃/バックアタック/フロントアタック/全異常・憑依無効/謎の力
歩数6↑5↓5

ルークの召喚事故によって呼びだされた超俺様最強召喚獣。なんの種族かまだ分かってない。(決まってないともゆう)
元の契約者が生理的に全体的に嫌いで殺して逃げようかな、って言うときにルークに呼び出された。実は一目惚れなアッシュ。 ルークを自分好みの立派な召喚師(?)に育てるべく日々追いかけ回している。
ちなみに契約者はヴァの字。


ミュウ(子供?)
クラス:チーグル(ブタザル)
武器:特殊
レベル: 6(勝手にお気に入り)
スキル:ソーサラーリング(アタック・ファイア・ウィング)/プニプニボディ/精神攻撃/ド根性/再生能力/応援
歩数5↑3↓3 (ウィング時↑6)

ルークが呼び出したメイトルパの召喚獣。送還したはずが、勝手に出てくる。呼ばれてもないのに何時の間にかにいる。
ルークをご主人様と呼び戦闘には役には立たないものの、対アッシュでは時間稼ぎ程度は役立つ。実はルークの貞操に一番貢献してるのだが、危機を作ったのも本人である。応援や精神攻撃はルークとアッシュのに効果があり失敗すると狂化状態になる。



思いつきで書いてみたアシュルク(?)でサモナイパロディ。
いや、書いてて面白かった。特にアッシュが。
永遠とルーク視点です。ちなみに保護者はガイだよ。短髪ルクですが、別に卑屈でもなく、平和な平凡な自由に夢見る子です。アッシュは俺様と言うことで余り発揮出来なかったですが…またの機会があれば。
ミュウは存在として変わらないです。
他の皆さんは追々考えます。
アッシュのスキル眼力にしたかったけど360度効果は闘気なんだ…。

スキルとか考えるの楽しいわー♪
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